中国・日本住空間の比較研究No.1 : 和風住宅の空間について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
中国における起居様式の変化は商朝から今日まで大体三つの時期に分けられると思う。(1)商朝から三国時代までの「跪坐」という時期。(2)魏朝から隋朝・唐朝・宋朝までの「跪坐」と「起坐」の混じっていた時期。(3)宋朝から今日までの「起坐」という時期。中国北部の民家の「〓」は「跪坐」という起居方式の残る部分で日本の畳と類似している。日本は古代から中国と東南アジアなどの文化の影響を受け,千百年来強い空間特色のある和風住宅を形成してきた。その空間特性について以下の四つの点から考察する。(1)高い床と低い視点の空間構図効果。(2)室内空間の多効能性。(3)スライド間仕切による空間変化。(4)道具の造作化,即ち家具と建具の一体化。
- 日本デザイン学会の論文
- 1985-12-25
著者
関連論文
- 中国・日本住空間の比較研究 No.3 : 中国の明式家具について(第34回研究発表大会)
- 中国・日本住空間の比較研究 No.2 : 中国の庭園と日本の庭について
- 中国・日本住空間の比較研究No.1 : 和風住宅の空間について
- 中国・日本住空間の比較研究No.2 : 中国の庭園と日本の庭について(第32回研究発表大会)
- 中国・日本住空間の比較研究 NO・1 : 和風住宅の空間について(第31回研究発表大会)