日米協力でSPS2000を実現しようという提案について
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概要
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米宇宙輸送協会会長のトム・ロジャーズ氏はSPS2000の建設に米国の宇宙飛行士を使用することが可能ではないかと考えている.SPS2000の基本的な考え方は無人での建設なのでこの提案は論議を呼ぶかも知れない.このアイデアは全てを無人で建設する場合のリスクを回避することができ,また政治的なサポートが得られるかも知れないというメリットがある.また国際宇宙ステーション後のNASAにとっても有益な活動となりうる.ただし,この場合建設コストは高くなるだろう.このアイデアがSPS2000にとって良いアイデアかどうかを判断するためには,低高度での有人建設とその後の軌道上昇の技術的可能性についてさらに検討する必要がある.もしSPS2000チームがこのアイデアに賛成すれば,トム・ロジャーズ氏は米国内でこのアイデアの実現のために運動することを考えている.
- 宇宙航空研究開発機構の論文