リメディアル教育における文法項目の誤答調査と到達度目標
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概要
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大学における英語教育で「リメディアル」の必要性が求められているのは周知の通りである。従来から言われるように、近年見られる大学生の基礎学力低下の要因は多様である。しかし、大学教育が本来的に行うべき教育目標達成のためには、基礎学力の不足している学習者に相応の「補正・補習」教育が行われなければならない。大学における外国語教育は、如何なる目的でそれがなされようと、文法・語法に関する基礎学力・知識は必須の要素である。本稿では、リメディアル教育相当学習者の、基本的な6つの文法項目に対する定着度を誤答調査によって探る。また、典型的な誤答例から、それぞれの項目に対する未定着の原因を考察し、リメディアル(補正・補習)の達成目標を概観する。
- 2011-02-25