会計上の資産概念と評価の構造 : 資産概念の不完全性と貸借対照表能力に関連して
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概要
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資産概念と評価の問題について、伝統的会計学と現行の会計学との違いについて研究を行った。その際、資産概念に関連して発生する貸借対照表能力についても検討を加えた。伝統的会計学は、資産概念を財務諸表の項目に限定していたため、貸借対照表能力のとの間に大きなズレはなく、仮にあったとしても解釈の仕方でその溝は埋められた。しかしながら、現行会計制度の資産概念は経済一般属性概念であり、それは会計の枠組みを超えた資産概念であるため、貸借対照表能力との間に大きなズレを生じている。このような課題について研究を行った。
- 2011-03-20