フランス憲法院と外国人の権利
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概要
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フランスでは憲法院判例の蓄積によって「外国人の憲法上の権利」が確立されてきた。本稿では、1980年代以降現在に至る憲法院判例について、元憲法院事務総長ブリュノ・ジュヌヴォワ氏の分析枠組みを借りることにより、(一)「外国人の特殊性」に基づき原則的に制限される諸権利・自由、(二)外国人にも憲法上の権利として承認される諸権利・自由(人一般に保障される権利、外国人にのみ保障される権利)とに区分した上で、それらの内容を明らかにする。
- 名古屋市立大学の論文
- 2009-12-23