純粋持株会社における経営管理上の課題
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概要
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純粋持株会社は、究極の分権的な組織管理形態として認識することができる。そこでは意思決定権限の配分とコントロールシステムという2 つの問題が存在する。この問題はプリンシパル=エイジェントの枠組みから整理することが可能である。さらに、純粋持株会社における大きな課題として親会社による子会社の業績評価の問題がある。企業価値に連動した業績指標としてEVA(経済付加価値)がある。このEVAの長所と短所を明らかにし、短所については相対便益アプローチによる解決策を提示する。