中国・台湾における経営コンサルティング-その実態と将来-
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概要
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本論文は、中国・台湾における経営改革・改善に外部の専門能力をどの程度活用しているかを明らかにしようとした。日本は、1965 年当時の18 年にわたる長期経済成長を80 年代***期に経験した。この発展・成熟期には、欧米へ多くの経営視察団を派遣し、また、欧米の先進的経営専門家の力を借り、日本の経営の質的充実を目指してくることにより、ジャパン・アズ・ナンバーワンに表現されたように世界が目を見張るような驚異的経済の発展を勝ち得たのである。特に中国の経済発展は、今日の停滞のひどい世界経済の牽引車とも期待される、強い実践力を示している。しかし、個別企業の経営実態は、戦略的、技術的、経営管理面でも、また特に、専門的に優れた人材の十分な蓄積に欠け、この問題の解決に腐心していると考えられる。この現実を明らかにするため中国・台湾がコンサルティング・ファームにどの程度依存しているかを実態調査(アンケート)することにより、今後の中国・台湾の経営を研究する一助にすることを目的としている。
- 2011-03-01