608 概念形成の教授プログラムに関する研究(1) : 演繹的シークエンスの4つのタイプの比較(600 教科学習)
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概要
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教室で行なわれる概念学習は、実験室での場合と違って、教材は当該の概念の学習に必要なネットワークを持ち、指導形態は、主として演繹的な方法が採られている。したがって、学習指導の改善のためには、教室での概念学習の特徴をふまえた教示法の研究が必要とされる。D.M.Johnsonらは、(1)定義、(2)文脈、(3)分類、(4)同義語、(5)4種混合の教示のタイプの学習効果を比較し、概念の形成のためには、教室で一般に行なわれているように、4つのタイプの教示の混合型が効果的であるとの結果を出している。そこで、本研究は、演繹的シークエンスの4つのタイプの学習効果を学習する教材の難易および学習者の知能の測面から比較検討し、概念形成のための最適な教授プログラムの作成を目的とする。
- 日本教育心理学会の論文
- 1972-09-05
著者
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