レーザ光を用いたオイルスラッジ生成判定方法の開発
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概要
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潤滑油や作動油は酸化や異物の混入などによって劣化・汚染が起こり,油の酸化生成物は重縮合を繰り返して異物を巻き込みながらオイルスラッジとなる.このオイルスラッジは,機器内部への付着や電磁弁内部に固着し,作動不良などのトラブルを引き起こす.しかし,一般的な油分析では異物の影響を受けるなど,オイルスラッジの発生状況を明確に分析できない.本研究では,遠心分離によってオイルスラッジを基油と分離し,その遠心分離前後のレーザ光の透過率を比較することによりオイルスラッジの発生を判定できることを明らかにした.
- 2010-10-22