高圧送電線のコロナ放電等について : 弱電璃プラズマ現象として取り扱い
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概要
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高圧送電線においてコロナ放電が発生した場合の現象について,弱電離プラズマ現象として解析し,現在実用化されている超超高圧送電線,超高圧送電線,高圧送電線,配電線において,コロナ放電により発生した電子の平均自由行程,逃走電子の可能性を試算した.また,オフィル社で,電力設備,送電線の保守・点検のために,白昼でもコロナ放電等の発生場所を観測できるカメラ装置(DayCor[○!R])を開発し実用化している.当該装置による測定画像を分析した.その結果人体に有害な紫外線UVCはコロナ放電が発生した場合に検出された.さらに,上記の試算結果と測定された画像の分析より考察すると超超高圧送電級,超高圧送電線において,近傍の住民の健康に悪影響のおそれがあるVUV,逃走電子も発生していると推定される.
- 2010-08-27