英語リスニング能力と英語自己評価の関係 : 小学4・5年生の発達段階による差の検討
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概要
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小学校英語活動は,「聞くこと」と「話すこと」を中心とし,英語に対する意欲を高める指導法が取られている。本研究の目的は,リスニング能力と英語自己評価との関係を検証することである。小学4年生72名(男子45名,女子27名)と小学5年生85名(男子41名,女子44名)が,本研究に参加した。共分散構造分析の結果,5年生に比較し,4年生のパス図は単純な構造であることがわかった。5年生においては,リスニング能力が英語自己評価に正の影響を与えていたが,4年生においてはこの影響が確認できなかった。4年生までの学年には,英語の楽しさ・英語への興味を育む指導が,5年生以上には,リスニング能力を高める指導が,英語自己評価を高めると思われる。
- 2007-03-20