21世紀型の学力論の構想(日本教科教育学会第28回全国大会(愛知大会))
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概要
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教育課程の実施に伴い,低学力論が盛んに提唱されている,それらの論は教育関係者以外から提起されているだけに注目されているが,それらは測定可能な学力に限定されている。教育活動を通して培われるべき学力はそれに限られるものではない。「教育」は「教える」ことと「育つ」という2つの機能があって初めて成り立つ営みである。この2つの機能に見合ったモデルとして「鉄棒式学力」と[雪だるま式学力]を提唱する。これらを前提に考えると,授業レベルでは学力には「目標学力」「測定学力」「潜在学力」の3つの層が想定できる。21世紀の学力は「18歳学力」から「60歳学力」へ転換すべきである。
- 日本教科教育学会の論文
- 2002-12-30
著者
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