英語子音のニミマルペアーの識別の難しさに関する基礎的研究
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概要
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学習者の実際のパフォーマンスと自己評価に基づき,英語の7つの子音のミニマルペアー(最小対立)の識別の難易度が調べられた。調査の結果,日本人英語学習者にとって/1/-/r/だけが難しいミニマルペアーでなく,/I/-/r/以上に/d/-/dz/の識別を難しいと感じていること等が明らかになった。さらに,学習者の実際のパフォーマンスと自己評価の間のギャップの大きさが調べられたが,調査の結果,/s/-/θ/,/dz/-/z/,/∫i/-/si/,/f/-/h/は相対的にギャップが大きいミニマルペアーで,また,/b/-/v/,/l/-/r/,/n/-/η/は相対的にギャップが小さいミニマルペアーであること等が明らかになった。
- 日本教科教育学会の論文
- 2002-09-30
著者
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