高等学校家庭科における生活時間設計の学習内容に関する研究 : 学習指導要領・教科書の分析と学習内容の構想
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概要
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本研究の目的は,生活時間設計の学習内容を高等学校家庭科教育の観点から考察することである。生活時間設計とは,生活時間の計画,実行,評価の過程をさす。本研究では,第一に,高等学校家庭科における生活時間設計の取り扱いについて現行および新学習指導要領,教科書,指導書の記述から分析し,第二に,生活時間設計の学習内容を考察する上で参考にすべき文献を,生活時間研究に限定せずに範囲を広げて検討した。その結果,高等学校家庭科における生活時間設計の学習内容を次のとおり考察した。(1)生活時間設計を生徒の短期生活設計という視点でとらえる。(2)生活時間調査から始める。(3)計画,実行,評価をさせる。(4)計画における目標の確認。(5)計画を達成させるための工夫。(6)家族・人間関係と関連させた学習の視点。(7)計画を実行する際の阻害要因。(8)評価については,評価シートを工夫し多様な側面から評価させる。(9)計画の期間。
- 日本教科教育学会の論文
- 2002-06-30