中学生の英語学習に及ぼす自尊感情,原因帰属および期待・感情の影響 : 認知・情意面での学習支援の観点から
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概要
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本研究では,認知・情意面での学習支援の観点から,英語科学習指導における原因帰属理論の適用可能性について検討した。具体的には,達成課題として実際の中学校第1学年定期試験(英語科)を取り上げ,試験の結果,生徒の個人特性としての自尊感情,および課題の成功・失敗に対する原因帰属が,そこでの期待・感情の喚起へどのように結びつき,後続の学習行動にどのような影響を与えていくのか,縦断的調査を実施した。その結果,Weinerの原因帰属モデルに沿った,個人特性(自尊感情),原因帰属,期待・感情,学習行動の各変数間の因果連鎖が部分的に確認された。これらの結果を踏まえ,学習者の認知プロセスや動機づけを重視した英語教育実践での原因帰属の適用と今後の課題について論じた。
- 日本教科教育学会の論文
- 1999-12-31
著者
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