小学校低学年からの食生活学習の構想 : 文部省研究開発学校新設教科および英国"Health Education"からの検討
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概要
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小学校低・中学年より総合学習の一環として食生活学習を取り入れた文部省研究開発学校の新設教科(生活科,地域・環境科,人間科,生活体験科)および,英国"Health Education"における食生活学習の扱いを分析検討した。1)文部省研究開発学校の低学年または中学年からの食生活学習は,実地体験に重点を置く調理を中心に食文化や流通などを加え食生活を多面的に捉える傾向にあるが,家庭科食物学習の中心に位置する栄養,食品の学習が減少傾向にある。2)"Health Education"小学校初期レベルの食生活学習は,学習の中心を栄養,食品においているがトピック学習の扱いなので,学習の保障がない。以上の結果をふまえ,本報は食生活の自立に必要な栄養,食品と,これらの知識を実生活にいかす調理の基本的事項を学習した上で総合的視点からの学習を位置づけることを提案する。
- 1998-03-25
論文 | ランダム
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