生物教材への興味・関心に関するパス・モデルの検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は,生物教材に対する興味・関心と,クラスにおける諸要因との関連について検討することである。350人の中学校1年生が,生物教材への興味・関心や,理科における能力認知,理科への態度,クラスへの適応,および自尊感情から構成される質問紙に回答した。各項目には高い信頼性が認められた。第一に,生徒の生物教材への興味・関心,理科における能力認知,理科への態度の間の関連について考察された。第二に,クラス環境(クラスへの適応)および生徒の性格特性(自尊感情)→理科への態度→生物教材への興味・関心→理科についての能力認知の4つの水準から構成される探索的モデルの妥当性がパス解析の結果示された。最後に,本パス・モデルに基づく理科の授業実践が生徒の生物教材への興味・関心や,理科における「関心・意欲・態度」の評価に貢献する可能性か考察された。
- 1995-12-25
著者
関連論文
- 生物教材への興味・関心に関するパス・モデルの検討
- 理科における興味・関心の因果モデルの検討 : 生物教材への興味・関心を事例として
- クラスの心理的環境の下位構造に関する予備的検討
- 中学生・高校生の生物教材に対する興味・関心の年齢的変化 (I) : 植物教材について
- 児童の生物概念の発達に関する文献的研究
- PB238 児童の認知された目標志向と学業達成の関連
- 中学生における理科の学習動機の測定の試み
- クラスの動機づけ構造が中学生の教科の能力認知, 自己調整学習方略および達成不安に及ぼす影響
- 理科の動機づけの因果モデルの検討 : 生物教材を通して
- 中学生におけるクラスの動機づけ構造の認知に関する探索的検討
- P2174 クラスの動機づけ構造の認知の発達的検討
- 生物教材としてのサ-カディアンリズム--ミドリゾウリムシの集光性リズムを事例として