小学校高学年児童・中学校生徒を対象とするプロセススキルのテスト開発
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概要
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本研究では,小学校高学年児童・中学校生徒を対象とするプロセススキルのテストを開発した。POPS (Performance of Process Skills)は,実験課題の同定,変数の同定,仮説の設定,実験計画,データのグラフ化,データ解釈の6つのプロセススキルを評価する21項目からなる選択肢形式のペーパーテストである。項目の選定に当たっては,クロニンとパディラ(1986)により開発されたMIPT (Middie Grades Integrated Science Process Skills Test)を参考にするとともに,テストの読解性(FOG係数)と内容の妥当性を検討した。さらに,アメリカ・ノースカロライナ州において,1402名の第6,7・8学年の児童・生徒を対象にPOPSテストを実施し,信頼性係数(KR-20),項目の難易度,項目の識別度,点双列相関係数から,テストの信頼性を検討した。その結果,POPSテストの妥当性および信頼性が保証された。
- 日本教科教育学会の論文
- 1993-06-30