教育心理学における抽象と具象 : 理論と実践の間
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概要
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抽象と具象との深いかかわり合いをもつのが,教育心理学である。両者は,本来,相補的な関係にありながら,機能的には相反する力をもっている。すなわち分析と総合,没価値と価値,などの言葉で示される。したがって抽象から具象への道は,単純な一本道とは言えない。教育心理学における教育への関与は,このような理論と実践の間を,先づ,認識することから始まると言わねばならない。本小論は,教育心理学が当面している課題について,一つの理論的考察(問題提起)を試みたものである。
- 日本教科教育学会の論文
- 1977-10-31