国語科教材研究法の中核と周辺
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概要
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国語科における教材研究の本質とは何か。今日,改めて問い直してみる必要かあるように思われる。現在一般に行われている国語科教材研究には,いくつかの要素が混然と複合している。そのために,研究の性格があいまいなものになると同時に,実践の手法にも困惑を来たしている。したがって,中心的なもの,副次的なものをそれぞれ整理し,それらに対してしかるべき位置づけを施すことが要請される。本稿では,現行の形態-昨品(文章)研究・教材研究・指導法研究の三要素複合形態-を批判し,整理して,国語科教材研究における必要最小単位を明確化する方法を,国語科教育研究の全体像に眼を配りつつ検討する。
- 日本教科教育学会の論文
- 1984-04-25