生きる働きと教育 : 教科,教材論考序説 : 教育学的立場から
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概要
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教育は子供中心でなければならないと言われ,教育界で子供の自主性・創造性の育成が叫けばれていることはまことに喜ばしい。しかし,あたかも,人は山があるから登るという,だから子供に登れと命ずるように,教科があるから学べ,教科書があるから覚えよと命じてはいないであろうか。元来,人間の生きる働きは成層構造的で,子供の発展は決して直線的,平面的ではない。その生きる働きを無視して,子供中心の教育があるであろうか。この立場から教科,教材の問題に迫るべきであろう。教材の研究は教師には重要である。教材を学ばせ,教材で学ばせたいものである。
- 日本教科教育学会の論文
- 1979-07-30
著者
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- 「教育課程論」, 伊藤信隆著, 建帛社, 2,500円
- 森秀夫, (1980), 「中等社会科教育研究」, 東京, 学芸図書, 192頁
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