障害のある子どもたちにとっての学童保育 : 社会的インクルージョンに向けた可能性
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概要
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本論文は,障害のある子どもたちが地域社会で生きていくうえで,地域における人間関係などのつながりの重要性を取り上げ,地域の学童保育所が果たすべき役割について考察したものである.その方法として障害のある子どもたちを受け入れている学童保育の分類を試み,それぞれのタイプにおけるフィールドワークを通し,社会的インクルーシブとの関連性を探求した.特別支援教育の実施に伴う現在の障害のある子どもたちのおかれている状況から,社会的インクルージョンを目指すうえで,地域とのつながりの重要性を明らかにする.その方法のひとつとして,実際の学童保育でみられる事例を提示し,社会的インクルージョンを目指すうえでの,問題点を浮き彫りにした.そして学童保育が,社会的インクルージョンを促進する機関として機能するための今後の課題に関して考察した.以上のことを踏まえて,障害のある子どもたちを受け入れる学童保育所が増え,さまざまなタイプの学童保育が存在することを踏まえ,今後の可能性について言及した.
- 2009-02-28
著者
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