南極半島観光船における外来種対策
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
南極湖沼中に設置し,湖底の植物群落の1年にわたる映像記録を捉える目的で水中ビデオシステムの開発を行った. システムはビデオカメラ,制御部,レンズ汚濁防止ワイパー(水中モーター),照明用LEDとリチウム電池から構成されたものである. 市販のハイビジョン方式のビデオを採用し,レンズ汚濁防止ワイパーの動作を簡潔化して,以前試作したビデオシステムよりも消費電力を増やすことなく記録感度を向上させることができた. この機材を第51次日本南極地域観測隊夏行動期間中に,宗谷海岸のスカルブスネス「長池(仮称)」湖底に潜水作業により設置し,一年間の湖底のインターバル撮影を開始した.
- 2010-11-30
著者
関連論文
- 第49次南極地域観測隊夏隊における湖沼観測
- 南極半島観光船における外来種対策
- オーストラリア南極局における外来種持ち込み防止対策
- 南極への外来種持ち込み調査に見いだされたコケ植物(ポスター発表,第38回日本蘇苔類学会埼玉大会特集)