日本の南極観測活動における地理情報システム
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概要
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デジタル化された空間情報を元にした地理情報システム(GIS)は,現在様々な分野で活用されている.日本南極地域観測で得られた地図データを,研究者を始め多くの人々に容易に利用可能にするため,情報・システム研究機構新領域融合研究センターの新領域融合プロジェクトのもと,南極GISポータルサイトを構築した.国土地理院および国立極地研究所が保有する南極域の地図データを,Web上で利用可能なようにデジタル化し,南極域の基礎的な空間情報がほぼ整備された.南極GISポータルサイトにより,地図を利用する基本的な作業がWeb上で行えるようになった.また,南極GISポータルサイトでは,Google Earth等のアプリケーションと連携が可能な地図データセットが提供されている.異なった種類の地図の位置データの整合性をとるという問題は残されているが,今後,南極GISポータルサイトを基礎とした,より充実した活用方法等が望まれる.
- 2010-11-30
著者
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野木 義史
情報・システム研究機構国立極地研究所
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北本 朝展
国立情報学研究所コンテンツ科学研究系
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北本 朝展
国立情報学研究所:総合研究大学院大学
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北本 朝展
情報・システム研究機構国立情報学研究所
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北本 朝展
国立情報学研究所コンテンツ科学研究系|総合研究大学院大学複合科学研究科情報学専攻
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