ニュージーランドにおける就学前教育の週20時間無償政策に関する研究 : 1999年から2008年における労働党Clark政権に注目して(第1部 自由論文)
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概要
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2007年ニュージーランドの労働党政権は,就学前教育改革において,教師が中心となって運営する就学前教育施設に通うすべての3歳児と4歳児を対象に,週20時間の保育費を無償にするという発表を行った。この政策には,政府の長期計画として掲げられた就学前教育における就園率を増加させるという目的が背景にあり,この目的の達成において焦点が当てられたのが,子どもの就園に大きく影響を与える保育費を減免することであった。本研究では,1999年から2008年に亘ってこの政策の立案及び実行が行われたClark政権に焦点を当て,この政策における概要について,"Path way to the Future"の内容の検討,私立施設及び保護者が中心となって運営する施設の政策への参加の是非に対する論争,そして,費用の課題,という3点から検討を試みることとする。そして,これらの検討を通して最終的には,この政策における今日的課題を見出すことを目的とする。
- 2010-12-25
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