レプリケーションのバッファ内容重複排除による応答速度改善手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文では,データベースの I/O 単位であるブロック情報を利用したロードバランサの振り分け手法を提案する.同期した複数データベースにクエリを振り分ける環境下では,各バッファ間に重複したデータ領域が発生する.しかし SQL 構文だけでは,クエリが参照するデータ領域が正確に分からず,バッファ間の重複を起こさないクエリの振り分けが難しい.そこで本手法では,クエリの処理中に参照したデータ領域を記録し,ロードバランサが利用するメタ情報を作成する.そして,このメタ情報を利用することで振り分けるデータベースを決定する.提案手法を実装し,OSDL DBT-1 で評価を行った結果,ある条件下でメモリ重複を 20% まで抑えることができ,結果としてクエリの応答速度の改善ができることが分かった.本論文の最後では,この条件の妥当性を検証する.
- 2010-07-28
著者
関連論文
- D-4-12 パノラマ画像を用いた類似動画像検索
- リレーショナルデータベースを用いたXQuery処理システムの実現(XML2)(夏のデータベースワークショップDBWS2004)
- リレーショナルデータベースを用いたXQuery処理システムの実現(セッション4B : XML2)(夏のデータベースワークショップ : DBWS2004)
- レプリケーションのバッファ内容重複排除による応答速度改善手法
- レプリケーションのバッファ内容重複排除による応答速度改善手法
- レプリケーションのバッファ内容重複排除による応答速度改善手法
- 分散インデックスアーキテクチャによる複数データソースの同時結合方式の提案(検索と索引技術,モバイルデータベースとGIS及び一般)
- きゃらフェース : 似顔絵自動生成システム
- リレーショナルデータベースの実践的基礎, 速水治夫(著), コロナ社, 2008-12, B5判, 定価(本体2,500円+税)
- PostgreSQL SQL/MED技術--サービスログやシステムログの分析を効率的に行う基盤技術 (特集 オープンソースソフトウェアにかかわる最新の取り組み)
- 蓄積検索技術 (特集論文2 コンテンツ流通基盤技術)