感音性難聴者の周波数・時間分解能測定方法に関する一検討 : F&T-testを用いた分解能劣化度合の測定について(聴覚・音声・言語とその障害,一般)
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概要
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難聴者に対する適切な補聴処理のためには,聴覚特性の劣化をより多角的に評価する必要がある.本研究では,周波数並びに時間分解能を短時間で測定できる手法であるF&T-testに着目し,軽度〜中等度の感音性難聴者における周波数・時間分解能の劣化度合の測定可能性について詳細検討した.その結果,特に聴力レベルが40dBを超える場合に,本手法で規定されている測定パラメータでは,時間分解能の劣化度合いを測定することが困難であることが示唆された.さらに,パラメータの一つである時間ギャップの長さを変化させて測定することにより,前記のような難聴条件でも時間分解能が測定可能となるか検討した.
- 2010-02-25
著者
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高卓 輝
東北文化学園大学 医療福祉学部
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高木 良明
パナソニック(株)デジタル・ネットワーク開発センター
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伊藤 元邦
パナソニック(株)デジタル・ネットワーク開発センター
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片山 崇
パナソニック(株)デジタル・ネットワーク開発センター
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野口 栄治
パナソニック(株)
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野口 栄治
パナソニック(株)デジタル・ネットワーク開発センター
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