コンクリート壁透過2.4GHz双方向無線接続
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概要
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コンクリート壁透過双方向無線接続技術を提案する.厚さ10cmのコンクリート壁の2.4GHzにおける伝搬損失は、実験とシミュレーションから約-8.9dBである.壁背面に装着した大開ロホーンアンテナとインピーダンス整合層を使って減衰した信号電力を広い面積から収集し、背中合わせに接続した第2のアンテナを介して室内空間へ再放射する.第2アンテナ近傍に、電界強度が入射波のそれに近い領域をつくることができる.この領域に特定小電力中継装置(IEEE802.1.1g/b準拠)を配置し、downlinkを構成する.Uplinkでは、中継装置からの電波を第2アンテナで受信、増幅器と大開ロホーンアンテナを介して屋外空間へ放射する.Uplink対downlinkのlink budgetsの平衡をとるため、uplinkに増幅度約13dBの増幅器を挿入する.増幅器利得は外部への放射電力が規定値以下となるように設定する.この方法を3Dシミュレーションで解析し、その妥当性を実験で示した.
- 2009-12-10
著者
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