水域環境保全のための水質改善工法の可能性(シンポジウム:沿岸開発と環境保全の共存-その可能性と方策-)
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概要
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水質や底質の悪化している水域,あるいはそのままでは悪化が予測される水域の水質改善・保全を図る工法の概要を紹介した.水産土木分野で用いられてきた手法や考えられている手法を中心に概要を述べた.出来る限り自然エネルギーを用いることが望ましいこと,また工法のみでは水質改善・保全が困難な場合もあり,負荷の削減などもあわせ,総合的に検討すべきことを指摘した.沿岸開発に際して,基本的には対象水域の物質循環(あるいは生態系)を健全に保つことが必要である.しかしながら,物質循環や生態系に関する知見は必ずしも十分ではないため,今後とも研究の推進を図りつつ,影響緩和策や環境改善策を検討する必要がある.
- 日本海洋学会の論文
- 1999-02-25
著者
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