沿岸海域における天然放射性核種(ウラン,トリウム系列)の挙動とその応用
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概要
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近年,天然放射性同位体を利用した海洋の研究が多くなされてきており,有益な知見が得られてきた.放射性同位体を研究対象にするのは,そのものの地球化学的挙動を明らかにする目的だけでなく,海洋内で起こっている様々な過程の「時計」として利用する意味がある.本稿においてはウラン,ラジウム,ラドン,トリウムに注目し,それらの同位体について河口域,沿岸海域で行われたこれまでの研究をレヴューした.特に,これらの同位体がどういう過程の時間トレーサーに有効なのかという点について記述した.
- 日本海洋学会の論文
- 1990-02-28
著者
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