飛翔体からの観測による波浪計測法(シンポジウム:リモートセンシング)
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概要
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外洋の波浪の観測は,波の発達過程及び波浪予報の研究にとって極めて重要である.従来外洋における波浪の観測は加速度計や水圧計を用いたブイによる方式,又は航空機からステレオ写真をとる方式によっていたが,これらの方式は測定海域の広さに限界があったり,測定後の情報処理が大変である等,必ずしも実用的ではなかった.最近新しい外洋波浪の観測法として,航空機写真を光学回折演算法によって解析する方式,及びマイクロ波やレーザを用いて航空機から高度測定を行い波浪を観測する方式が開発されている.これらの新しい方法の原理,及び特長と実際の観測結果を本文において説明する.
- 日本海洋学会の論文
- 1977-08-18