漁場造成のための内部波エネルギーによる湧昇流の利用(シンポジウム:湧昇流と沿海増殖)
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概要
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増養殖漁場造成の最大の技術は,海水拡散の促進または抑止を,必要に応じて自由に制御できる技術である.このような流動制御を行なうにはエネルギーが必要であり,良く知られたエネルギー源として潮汐,流れ,波がおるが,筆者は本論文で内部波が重要なエネルギー源であることを指摘する.特に,工学の対象とする沿岸(200m以浅)の深い場所での中・底層の流動制御に効果的なエネルギー源であることを若干の事例をもって述べる.また,内部波エネルギーが湧昇流となる場合を述べ,特に沿岸湧昇に関係する現象は波峯分裂と内部跳水であり,これを海底構築物で行い得ることの可能性をのべる.
- 日本海洋学会の論文
- 1978-02-28
著者
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