屋上緑化の熱的評価に関する研究 : 第1報-夏期実測による土壌下部及びウッドデッキ下部スラブ表面温度特性の検討

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概要

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本論文は、屋上緑化における土壌の日射遮蔽性能を実験的に検討することを目的としている。職業能力開発総合大学校1号館屋上に薄層土壌による屋上緑化を設置して、夏期において温度データを採取した。また、屋上緑化に併設して、ウッドデッキ部分を設け、熱的影響について屋上緑化と比較を行った。夏期晴天日における実測結果から、植栽の種類に拘わらず、土壌のみで相応の断熱効果があることが判明した。また、ウッドデッキによる遮熱効果は大きく、平均温度で評価すると薄層屋上緑化と同等の効果があることがわかった。以上から、屋上緑化の日射遮蔽性能を期待する場合、植栽の種類を自由に選択でき、また歩行用ウッドデッキを設置しても屋上スラブに対する日射遮蔽効果があることが判明した。
2007-03-05

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