ふん尿・食品残渣のバイオガスプラントにおけるエネルギー供給施設としての評価に関する研究

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概要

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畜産ふん尿や食品残渣を原料とするバイオガスプラント「八木バイオエコロジーセンター」の運転実績から、エネルギー供給施設としての評価を行った。本センターのガスエンジン式発電では発電効率が28.1%、熱回収効率が43.2%、総合効率は71.3%であったが、熱利用効率は18.8%であり総合利用効率は46.9%であった。発電量の場内使用率は95.6%であるが、おからの受入れ量を5t/d増加すれば外部供給率は24.9%となる。また消化液を脱水・排水処理せずに、液肥利用すれば外部供給率は76.4%に上がる。この結果から、国内のふん尿・食品残渣・生ゴミの40%をバイオガス発電すれば、外部供給できる電力量は、消化液を脱水・排水処理する方式で約11万kW、液肥利用方式で約30万kWと試算した。
社団法人空気調和・衛生工学会の論文
2004-10-25

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