冷蔵倉庫内における冷却時の水分収支と湿度調整に関する研究
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概要
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本研究は,湿度調整が要求される冷蔵倉庫・産業空調の設計において,従来一般に無視されていた空調機停止時の冷却フィン表面からの水分再蒸発を考慮することにより,より適切な湿度調整手法が可能になることを,実験・計算より明らかにすることを目的としたものである.本報においては,まず空調機運転・停止時の冷却フィン表面での水分の凝縮・再蒸発を考慮した理論解析を行い,室内湿度変化の予測式を提案した.次いで産業用冷蔵庫において各種要因を変化させた実験を行い,予測式に用いられる係数に検討を加えるとともに,提案式の妥当性を検証し,実用上十分な精度を有することを確かめ,加湿器容量の新しい選定方法につき考察を加えた.
- 1990-06-25