<i>k</i>木における完全独立全域木について
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概要
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T1,T2 を連結グラフ G の二つの全域木とする.G の任意の 2 頂点 u,v に対して,T1 上の u-v パスと T2 上の u-v パスが,両端点以外に共通の頂点を持たないとき,T1 と T2 は互いに完全独立であるという.本論文では,以下の結果を証明した.(1) 与えられたグラフに 2 個の完全独立全域木が存在するかどうかを判定する問題は,入力をコーダルグラフに限定しても NP 完全である.(2) k ? 3 に対し,任意の k 木で少なくとも?(k+1)/2?個の互いに完全独立な全域木を構成可能である.(3) グラフ G で構成可能な完全独立全域木の最大数を CIST(G) と表す.?(k+1)/2? ? p ? k-1 を満たす任意の整数 p に対して CIST(G) = p となる k 木が存在する.
- 2010-09-15
著者
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松下 正義
群馬大学大学院工学研究科情報工学専攻
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荒木 徹
群馬大学大学院工学研究科情報工学専攻
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荒木 徹
岩手大学工学部情報システム工学科
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荒木 徹
群馬大学大学院工学研究科
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松下 正義
群馬大学大学院工学研究科 情報工学専攻
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