高齢者の服薬管理支援を目的とした用法確認方法の提案
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概要
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近年,日本では高齢化が急速に進んでおり,それに伴い高齢の服薬者が増加している.高齢の服薬者は認知能力の低下により,医師の処方どおりに服薬できないことがある.特に飲み忘れや飲み重ねなど,用法 (服薬時期) の間違いによる誤服薬が多発している.そのため,介護者は服薬者の家を訪問し,服薬時期を確認しなければならない.本研究では服薬者の家にセンサを埋め込むことで服薬者の居場所や物品の使用状況を計測し,それらのデータを用いて服薬者の生活状態を推定することで服薬時期を確認する方法を提案する.提案手法を用いることで服薬時期に関する誤服薬を自動で検知し,電子メールを用いて介護者へ直ちに通知することや,スピーカーを用いて服薬者に対して警告することができる.生活状態の推定にはファジィ推論を用い,誤服薬を検知するためのルールを作成した.そして,評価用シミュレーターを作成し,提案方法の妥当性を確認した.
- 2010-07-08
著者
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