仮想化システムにおけるファジィ制御理論を用いた資源管理
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概要
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近年,多くの企業が仮想化技術によってシステムの統合を果たしている.仮想化によるシステム統合は物理的なシステムの台数・管理コストを削減し,計算資源の有効活用を可能にする.このような統合された仮想化システム内では一つの物理システムを複数のドメインで共有しているため,資源管理の手法によっては仮想化システム全体の性能を損なう可能性があり,仮想化資源の配分方法に有効な手法が求められる.しかし,既存の仮想化システムではドメインの状態に応じて資源配分をおこなっているため,さらなる効率的な資源の配分を行うためにはアプリケーションの状態を元にした資源管理が必要となる.現在,仮想化によって集約されたシステムにおいて,ファジィ制御 6)7) を用いたアプリケーションの状態を反映させる動的な資源管理を開発している.本報告ではシステムの概要および現在までの計測結果について報告する.
- 2009-11-09
著者
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