擬似シンクライアント端末のアップデートにおけるプロセス単位書込み制御方式の提案
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
シンクライアントシステムを低コストに構築するため,既存 PC のディスク書込みをソフトウェアで禁止した擬似シンクライアント端末が考案されている.擬似シンクライアント端末は,ソフトウェアのアップデートの際,ディスクへの書込みを許可したモードで端末を再起動する必要があり,利便性が悪い問題がある.この問題を解決するため,アップデートプロセスのみ,再起動なしでディスク書込みを可能にする,プロセス単位書込み制御方式を提案する.本方式を適用し,OS のパッチとウィルスパターンファイルのアップデートに関する利便性とセキュリティを評価した結果,安全で利便性の良い擬似シンクライアント端末を実現できることが確認できた.
- 2010-12-03