実行条件解析による並列化スケジューリングの効率化
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概要
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消費電力を抑えつつ高い実行性能を得るには,マルチプロセッサによる並列処理が有効である.プログラムの並列化では,プログラムをタスクに分割し,各タスクの実行時間とタスク間の依存関係を基に,総実行時間が最短となるようにスケジューリングを行う.一般に,タスクの実行時間は入力に依存し,各タスクの実行時間の間には相関がある.このため,ある入力に対して最適なスケジューリングが,他の入力に対しても最適であるとは限らない.そこで本研究では,全ての入力に対して,最悪実行時間が最短となるものを最適なスケジュールと定義する.スケジューリングや最悪実行パスの解析はNP問題であるが,タスク間での実行時間の相関を解析し計算量を抑制する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2009-05-21
著者
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