雑音抑圧法とモデル適応法を組み合わせた耐雑音音声認識手法
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概要
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音声認識のための従来の耐雑音方式には,主に雑音抑圧法とモデル適応法の二つの方式がある.前者は,入力信号から推定雑音を抑圧することでクリーンな信号を得る方式である.しかし,抑圧の効果は雑音の推定精度に大きく依存する.一方,後者は,音響モデルの適応により雑音の分散も考慮するため,雑音の推定誤差に対して頑健である.しかし,雑音環境の変動に対する追従性は高くない.本稿では,抑圧係数と適応係数の二つの係数を導入し,従来の二つの方式の連続的な切り替えを実現する方法を提案する.Aurora2 を用いた実験を通して,従来の二つの方式よりも高い認識性能を得る抑圧係数と適応係数が存在することを明らかにし,提案法の有効性を示す.
- 2010-12-13
著者
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越仲 孝文
日本電気株式会社中央研究所
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古明地 秀治
日本電気株式会社情報・メディアプロセッシング研究所
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荒川 隆行
日本電気株式会社情報・メディアプロセッシング研究所
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越仲 孝文
日本電気株式会社情報・メディアプロセッシング研究所
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越仲 孝文
日本電気株式会社
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