地上デジタル放送波のマルチパス到来方向測定方法の開発(デジタル放送技術および一般)
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概要
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地上デジタル放送では、ガードインターバル(以下GIと略す)を越える時間差のマルチパス波が到来する環境下において受信信号の品質が劣化して正常な受信が困難となる場合がある。受信レベルの高いマルチパス波は、受信アンテナを回転させて受信レベルを測定することでおよその到来方向を推定できるが、山岳反射などによるレベルの低いGI外マルチパス波が多数到来する場合、それらの到来方向の測定は困難であった。今回、2つの受信アンテナを用いてアンテナを回転させずにマルチパス波の到来方向も測定できる方法を開発した。本測定方式ではGI外のマルチパス波を測定可能なアルゴリズムを用いており、野外実験で受信レベルの低いマルチパス波が多数存在する場合でもそれらの到来方向を測定できることを確認した。
- 2010-10-15
著者
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