『中華民国よりの掠奪文化財総目録』に対する日本政府の主張
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概要
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『中華民国よりの掠奪文化財総目録』は,中国側が調査した日清戦争以降の中国文化財の損失リストである。この目録には,日本軍などが,略奪したり破壊したりした文化財の名称,数量,当時の状況などが記載されている。占領期の日本政府は,目録の内容に反論し,むしろ文化財を保護したのだと主張していた。本研究は日中・太平洋戦争期の日本軍接収図書の研究の一環として,日本政府の主張を検証する。
- 2010-11-01