学校図書館蔵書の除去をめぐる裁判の核心 : 表現の自由と思想の自由
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概要
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学校図書館蔵書の除去にマインドコントロールの危険は潜むのだろうか。裁判官を悩ませたのは表現の自由の解釈よりも,むしろ思想の自由の扱いであった。本稿では除去をめぐる合衆国裁判所判決群の対立・混乱の歴史を紹介した上で,その背後には司法の自己制限と思想の自由という2つの原理が存在することを指摘する。このことにより表現の自由よりも思想の自由を基点とした説明が今後の図書館界に適切であることを示す。
- 日本図書館研究会の論文
- 2003-05-01
著者
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- 川崎良孝・高鍬裕樹著, 図書館・インターネット・知的自由 : アメリカ公立図書館の思想と実践, 京都大学図書館情報学研究会(発行), 日本図書館協会(発売), 2000.4, 207p, 22cm, 定価2,500円, ISBN 4-8204-0000-2
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