14078 イオンモール広島祇園 : 地域に密着したコモディティSCへの取り組みその2(商業施設,建築デザイン)

概要

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イオンモール広島祇園は広島市街の北にある武田山の旧城下、JR下駅祇園近くの広大な工場跡地にオープンした大型ショッピングセンターである。計画にあたっては、長く地域に親しまれてきた工場に代わる町の新たなシンボルであることを意識し、広域型ショッピングセンターにはない特徴を持つ地域社会に根ざした"地域密着型ショッピングセンター"づくりを目指した。外観は表層デザインに陥らない建築的な処理を行い、庇・屋根・門構え・格子といった和の要素を用いて、長さ300mを超えるボリューム感を低減しながら印象的なスカイラインを創出した。色彩は和的な落ち着いたカラースキムとし、周辺の古い街並が残る歴史的な背景を踏まえた、新しい祇園のまちづくりに相応しい表現とした。また、地域の人々が気軽に立ち寄れる場づくりとして、駅からのプロムナードや自由に散策出来るエントランス廻りの"リバーコート"を整備し、買い物客でなくとも利用出来る憩いの場として、地域社会に貢献した施設となることを目指した。
2010-07-20