モバイルe-learningの可能性と今後の課題
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概要
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モバイルe-learningは,時間的,または空間的な制約がないため,アクセシビリティーの高い英語学習手段であると考えられる。本研究では,モバイルe-learningでの英語学習の効果を検証し,モバイルe-learningを活用した英語学習態度を調査分析することを目的とする。非英語専攻の大学1年生の被験者を統制群(159名)と実験群(157名)に分けて,実験群には3ヶ月間,モバイルe-learningでの学習を体験してもらい,事前と事後に語彙テストを実施した。t検定の結果,有意差が見られたが,統制群でも有意差が確認され,モバイルe-learningでの学習効果を証明することはできなかった。モバイルe-learningでの学習頻度とテストの伸びにも高い相関関係は見られなかった。アンケート調査からは,モバイルe-learningを長期間にわたって継続することの難しさと同時に,積極的にその機能を使いこなし活用する学習態度を読み取ることができた。本学独自の英語学習に有効なモバイルe-learning開発に向けて,モバイルe-elarningの学習効果を証明するには,様々な角度から大規模かつ長期的な調査が必要である。
- 2011-01-31
著者
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