水を用いたマルチディップインタフェース
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概要
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様々な形態のユーザインタフェースが提案されるなか,本論文では水を媒体に用い,入水した複数の手指等の動きジェスチャによる操作を許すマルチディップインタフェースを提案する.システムは,透明なアクリル製の水槽の周囲に青色LEDアレイを設置した操作部と,そこで行われるユーザのジェスチャを捕捉する2台のカメラ,水面にコンピュータからの情報を提示出力するプロジェクタからなる.媒体に水を用いることにより,水平方向に深さ方向の動きを加えた三次元的な操作が可能になる.水とアクリルパネルの屈折を考慮することで,物体の位置検出が精度良く行えることを評価実験により示す.また,いくつかのアプリケーションについて述べる.展示会で行ったデモンストレーションでは,小学生や幼児を含む総来場者約5,000人の2割の関心を引いた.
- 2010-11-15
著者
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