広域投影空間を持つシャドウ・アンチエイリアス
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概要
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実時間レンダリング技術において,影のエイリアスとシャドウバッファ容量に制約された影の有効投影領域の問題は,今日においても現実感と実時間性が求められるシステムにおいては重要な研究課題である.本論文では影のシルエットラインの実時間アンチエイリアス技術として,シャドウポリゴンのシルエットライン検出とライン情報の保存,複数のシルエットラインが交差する画素内のシャドウポリゴンの内外判定,またシャドウバッファ空間を仮想領域化して投影面範囲を論理的に拡大するそれぞれの新しい手段を提案する.これら手段によって,本研究では,わずかなバッファ容量において64∼65 536倍相当の空間におけるアンチエイリアス画質を得ることを,ハードウェアアルゴリズムのシミュレーションとともに確認し,またハードウェア回路化に関する考察も行った.
- 2008-09-15