チャネル状態情報が一部欠損したときの部分的非直交ブロック対角化に基づく基地局間連携マルチユーザMIMO伝送法(初めての研究会,鉄道,車々間・路車間通信,リソース制御,スケジューリング,無線通信一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では,下りリンク基地局(BS: base station)間連携マルチユーザMIMO(multi-input multi-output)において,一部の受信端末(MS: mobile station)のMIMOチャネル状態情報(CSI: channel state information)が不明な場合の伝送法を検討する.CSIに基づくプリコーディング法として,空間多重するMS間の干渉をヌリングするブロック対角化法をベースとする部分的非直交型ブロック対角化法を提案する.提案法はCSIの一部が不明なMS間の干渉を許容し,その他のMS間の干渉はブロック対角化を用いてヌリングすることでMIMOチャネルの自由度を増大させる.シミュレーション結果から,提案法はMIMOチャネルの自由度をより活用できるため,完全直交性を確保する場合に比較してシステム性能を改善できることを示す.
- 2010-06-10
著者
-
樋口 健一
東京理科大学大学院理工学研究科電気工学専攻
-
樋口 健一
東京理科大学 理工学部電気電子情報工学科
-
樋口 健一
東京理科大学理工学部電気電子情報工学科
-
木村 亮介
東京理科大学大学院理工学研究科電気工学専攻
-
田近 裕貴
東京理科大学大学院理工学研究科電気工学専攻
-
樋口 健一
東京理科大学
関連論文
- ブロック対角化に基づくマルチユーザMIMO-OFDM伝送におけるクリッピング・フィルタリングに基づく高効率ピーク電力抑圧法 (無線通信システム)
- 一対多通信における階層変調を用いたハイブリッドARQ法の逐次干渉キャンセラを用いた場合の特性評価(アダプティブアンテナ,等化,干渉キャンセラ,MIMO,無線通信,一般)
- チャネル状態に応じて拡散符号を適応選択する下りリンクMC-CDMAの検討 (無線通信システム)
- 周波数選択性フェージング環境下での固有モードMIMO-OFDM伝送におけるクリッピング・フィルタリングに基づくピーク電力抑圧法 (無線通信システム)
- セルラ通信に適した適応Amplify-and-Forward型リレー伝送におけるフラクショナル周波数繰り返しの適用効果(初めての研究会,初めての研究会,鉄道,車車間・路車間通信,リソース制御,スケジューリング,無線通信一般)
- B-5-23 Evolved UTRA上りリンクにおける基地局アンテナの垂直面指向性を考慮したFractional送信電力制御の特性評価(B-5.無線通信システムA(移動通信),一般セッション)
- クリッピングに基づくOFDM信号のピーク電力抑圧法における信号点遷移の制限法に関する一検討(等化,マルチホップ,リソース制御,無線通信一般)
- 上りリンク直交FDMAアクセスにおける他セル干渉の影響を考慮したプロポーショナルフェア型スケジューリング法(高速パケット伝送信号処理・伝送技術,無線通信一般)
- 一対多通信における階層変調を用いたレート一定型ARQに関する検討(等化,マルチホップ,リソース制御,無線通信一般)
- OFDMを用いるEvolved UTRAにおける送信ダイバーシチ法を適用した場合のセルサーチ時間特性(等化・ダイバーシチ,無題ネットワーク,アドホックネットワーク,PAN,センサネットワーク,RFID及び一般)