地図情報と空間情報を用いたコミュニケーション支援(2009年度MoMuC若手研究奨励賞受賞者講演)

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近年,インターネットの爆発的な普及と共に,誰もが気軽にパソコンや携帯電話から様々なサイトにアクセスすることが可能となった.最近ではSNSやBlog・動画投稿サイト等の数多くのコミュニティサイトが運営されており,その中でも「mixi」や「ニコニコ動画」などのサイトは社会現象にもなり,極めて多数のインターネットユーザが利用している.しかし、これらのコミュニティサイトでは、日記や掲示板などのサービスをメンバーに提供しているが、個々の記事はスレッド化されているものの独立しており、ほとんどテキストによる記事のためリンクが取れず情報が断片的になり、コメントしにくいなどの問題点がある.本論文では,日記や掲示板などのコミュニティのコンテンツの扱い方を検討し、これらのコンテンツの地図と空間情報をリンクさせ連携して提供できる時空間共有システムのメンバー間のコミュニケーション特性を検討したものである.具体的には、オープンソースのSNSソフトウェア"OpenPNE"上に日記や掲示板などの情報を"地図"および"空間"メタデータとして連携させ,コミュニティ内のメンバー毎や所在地毎に時系列的に表示させるなど各ユーザの位置情報を共有する機能を付加して新しいコミュニティシステムを構築するものであり、データ連携によりメンバーの投稿記事が増加し、メンバー間の結合を強化させるものである。このシステムを用いてユーザ利用実験を行い,コミュニケーション特性を検討した結果、メンバー間の利便性が向上してメンバーの活性化が図られ、向上することを確認した.
2010-05-13

地図情報と空間情報を用いたコミュニケーション支援(2009年度MoMuC若手研究奨励賞受賞者講演)

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